高齢化にともない老後の期間が長くなったことや認知症が社会問題になっていることなどを背景に生前整理をする人が増えてきています。
従来の遺品整理では死んでから遺族に負担を掛けるため、それに代わる「終活」のひとつの要素として生前整理の認知度が高まっています。
ここでは、生前整理とはどういったものか、そしてメリットは何か、どうやってするのか、費用はどうすればよいのかなど生前整理でお困りの方の
ために書きます。
1. いつから始めるのが良いのか?
何歳から始めると良いなど決まってはいませんが、思い立った時や何かのタイミングで早い時期に始めるのも良いでしょう。
自分の身体が自由に動けるうちに始めることをお勧めします。
2. 生前整理のメリットは何か?
例えば遺言書などを作成して自分の財産の使い方や処分方法などについて、自分の思いに近い形ですすめてもらうことができます。
そして自分が持っている物を整理しておくことで生活がとてもシンプルになります。また、残された遺族も家族や親戚間でのトラブルを回避できます。
例えば認知症などを発症した場合もエンディングノートがあれば、家族にとって様々なことの確認などができ大切な道しるべとなるでしょう。
3. 生前整理の仕方は?
預貯金や金融資産、不動産など、遺産相続に関係すると思われるものをまとめます。
印鑑や通帳、保険証書などお金や契約に関するものは、同じ場所にまとめておくと素早い手続きが可能になります。
相続財産の管理には財産目録が必要になります。その作成を自分で行うことで、相続人に大変な作業をしてもらうことなくスムーズに手続きができます。
次に価値のないものは廃棄し、価値のあるものは買取業者などで現金に換えます。断捨離していくことも必要です。不要な物は処分しましょう。
ある程度片付いたら最後は遺言書を書くことです。自分で調べて作成するのも良いですが、公証役場や弁護士を確実なものを作成することもお勧めします。
4. どのくらいの費用がかかるの?
自分でできる範囲のものなら費用はかかりませんが、大型家具の移動や不動産などを撤去する場合は専門業者に見積を依頼してみるのも良いでしょう。
まずは相談から始めてみることが大切だと思います。
人間はいつかはエンディングを迎えます。その日は突然に早く来るかもしれませんし、ゆっくりな時間で来るかもしれません。
その時がいつかなのかわからないから、生活スタイルをシンプルにしておく必要があると思います。
自分の最後が安心した気持ちでいられるように早めに始めましょう。
生前整理仕方、費用のお見積りなどは connect SANUKI に是非ご相談ください。